GEOPAX は BricsCAD / AutoCAD で SIMA/CSV座標データを入出力するフリーツール です。 BricsCADとAutoCADに追加(アドオン)することでDWGに座標データをインポート、またDWGに作成した座標点を座標データにエクスポートすることができます。GEOPAXは土木工事での現場監督業の業務改善を実現するために開発されました。現在では更に土木図面の作図・編集のための強力なツール群をオプションパックとして追加することができる土木CADソリューションとして進化し続けています。
CIVIL PACKに高さを考慮した正確な三斜求積が可能な「自動三斜求積機能」を追加しました。
自動三斜求積機能の単体販売も開始しました!
2024年4月:GEOPAX 24.12.5 リリースしました。リリースノートはこちら。
カタログはこちらからダウンロードできます。
操作のチュートリアル動画はこちらから。
ユーザー登録とダウンロード
GEOPAXは BricsCAD / AutoCAD で SIMA/CSV座標データを入出力するフリーツール です。GEOPAXをダウンロード、ご利用になるにはユーザー登録が必要です。下記ボタンをクリックするとユーザー登録ページに移動します。登録の際に入力いただくメールアドレスにダウンロードページのご案内を送付させていただきます。
以下のボタンをクリックしてください。
GEOPAXの基本機能はフリーツール
基本機能である「座標点作成」「座標入力」「座標ファイル読込」「座標ファイル書出」を無償提供させていただきます。
これらの機能だけで、図面に座標点を作成(任意の場所をマウスでクリックして、もしくは座標を直接入力して作成。または CSV / SIMA を読み込んで一括作成)し、尚且つ図面上の座標点を CSV / SIMA 形式の座標データに書き出すことができます。CSV/SIMA はトータルステーションやGPS測量機などに直接読み込めるため、GEOPAXは現場とCADを相互にリンクさせる土木CADソリューションとしてご利用いただけます。
オプションパック(有償製品)
無償提供の基本機能に加えて、土木図面を効率よく作図するための機能をオプションパックとして提供しています。
オプションパック名 | 価格 | 概要 |
POINT PACK(BricsCAD/AutoCAD) | ¥50,000.- | 基本機能で作成した座標点ブロックをより便利に活用するオプションパック |
DRAW PACK(BricsCAD) | ¥100,000.- | 土木図面を効率よく作図するためのオプションパック |
CIVIL PACK(BricsCAD) | ¥200,000.- | 横断図、自動三斜求積、土量計算など高度な作図・計算を高効率で行うためのオプションパック ※自動三斜機能はBricsCAD V23 Pro以上が必要です。 |
自動三斜プログラム(BricsCAD) | ¥150,000.- | CIVIL PACKに含まれる手動三斜求積・自動三斜求積機能の単体ライセンスです。 ※自動三斜機能はBricsCAD V23 Pro以上が必要です。 |
機能紹介
ボタンを押すと各オプションパックに移動します。
基本機能(無償 BricsCAD/AutoCAD対応)
GEOPAXは BricsCAD / AutoCAD で SIMA/CSV座標データを入出力するフリーツール です。下記の基本機能はBricsCAD、AutoCAD共にフリーでご利用いただけます。
各パネルをクリックすると詳細がパネル展開されます。
座標点作成(チュートリアル動画あり)
図面の任意の場所に「座標点ブロック」※ を作成します。クリックするごとに連番でカウントアップするので効率よく座標点を作成することができます。連番には接頭辞、接尾辞を設定することができます。
※座標点ブロック:点と点名(属性文字)をブロック化したもの。
座標入力(チュートリアル動画あり)
XYZ の座標値を入力することで図面上の対応するポイントに座標点を作成します。接頭辞、接尾辞の設定ができ、作図を完了すると点番号に1 加算して再びダイアログが開くため連続して座標入力できます。
座標ファイル読込(チュートリアル動画あり)
CSVファイルとSIMAファイルをインポートすることで、座標点ブロックを一括で作成することができます。現場の座標系である平面直角座標系からCADの数学座標系に自動変換するため、測量機や土木・測量ソフトから書き出したCSV/SIMA を直接読み込むことができます。
座標ファイル書出(チュートリアル動画あり)
「座標点作成」、「座標ファイル読込」で図面に作成した座標点ブロックをCSV/SIMA に書き出すことができます。この機能はCADの数学座標系から平面直角座標系に変換して書き出すため、現場で位置出ししたい点をCADに作図するだけで現場での測量準備が整います。
簡易グループ作成
選択した複数のオブジェクトを名前なしのグループにします。BricsCAD 標準機能だとダイアログを介してグループにする必要がありますが、この機能はダイアログを表示すること無く簡易的に作成することができます。
簡易グループ削除
選択したグループを選択することでグループを削除します。BricsCAD 標準機能と同等のものになります。
POINT PACK(BricsCAD/AutoCAD対応)
各パネルをクリックすると詳細がパネル展開されます。
ポリライン座標点
ポリラインの端点、折れ点に座標点を一括作成します。座標点名の番号は自動的に1ずつ増加し、接頭辞・接尾辞を設定できます。
交点座標点
選択した線分、ポリライン、円、円弧、楕円、スプラインの交点に座標点を一括作図します。中心線形への座標点作成を考慮し、座標点名の増加方向を指定することができます。
座標点高さ記入
一括で選択した座標点に高さ文字を記入します。接頭辞、接尾辞を設定することができます。
座標点名検索
図面上の座標点の名前を検索し、選択状態にします。検索ワードに対して完全一致、部分一致で検索できます。
重複座標点検索
図面上の点名が重複している座標点を検索しリスト表示します。リスト上の点名から重複する座標点を個別に選択状態にすることで、重複する座標点を探しやすくしています。
座標点名変更
選択した座標点を選択することで座標点名を変更します。BricsCAD の標準機能よりも素早く編集可能です。
座標点名置換
図面上の全ての座標点を対象に名前を一括で置換します。
座標点名追記
選択した座標点名に接頭辞と接尾辞を追記します。
DRAW PACK(BricsCAD対応)
各パネルをクリックすると詳細がパネル展開されます。
2点間の情報
点やオブジェクトの端点など2点間の平面距離、斜距離、高低差を表示します。BricsCAD 標準機能では読み取りにくいこれらの情報を簡単に確認できます。
最短距離
点やオブジェクトの端点などと、線分、円弧、ポリライン、スプライン、多角形などのオブジェクトの最短距離を表示します。
平行・同心円の確認
2 つの線分、円弧、ポリラインが平行かどうかを確認します。線分と円弧を含む複合ポリラインは、線分、円弧それぞれの要素で平行を確認します。
文字追記
選択した文字/ 属性文字に接頭辞と接尾辞を追記します。(マルチテキスト非対応)
ハッチング面積
既存のハッチングを選択することで面積の値を文字として作図します。
法面記号作図
法肩ラインと法尻ラインを選択することで法面記号を一括作図できます。人工法面と現況法面の2 種類に対応しています。
土木記号作図
現況図を作成する際によく使われる土木記号をBricsCADのライブラリパネルから簡単に挿入するための機能です。ライブラリパネル機能を持つBricsCAD V21以降で使用可能な機能となります。
正方形対角指示
対角の2 点を指示することで正方形を作図します。
正方形1 辺指示
正方形の1 辺を構成する2 点を指示することで正方形を作図します。
長方形3点指示
1 辺を構成する2 点と、幅の1 点を指示することで長方形を作図します。
部分オフセット
路線の線形での使用を想定した機能です。直線と曲線を含むポリラインで作成された中心線形の、指定した範囲を部分的にオフセットします。
図面尺度変更
図面全体に対して尺度変更を行います。通常の尺度変更では寸法が尺度変更されませんが、この機能では寸法に対してもできる限り尺度変更を行います。
図面回転
水平方向となる2 点を指定することで、座標を変えずに図面の向きを変更します。回転した図面を戻しWCS にする機能も「図面回転解除」として用意しています。
CIVIL PACK(BricsCAD対応)
横断図作成
横断ラインに沿って測量した座標点から横断図を立ち上げます。 ※正確な高さを使用して測量する必要があります。
高さ記号作図
横断図に中心線からの距離とDL からの高さを記した旗揚げを作図します。折れ点を指定する方法と、断面のポリラインを指定して一括作図する方法があります。
土量ハッチング作成
横断図に土量計算( 平均断面法) のためのハッチングを作成します。
土量寸法作成
横断図に土量計算( 平均断面法) のための寸法を作成します。
土量数量表
横断図に作成した土量ハッチング、土量寸法を選択した断面ごとに作成します。
土量計算表
図面内の土量数量表を集計して土量計算表を作図します。