平板載荷試験 は、床付けの地盤に直接荷重を掛けて測定することにより、地表面部の強さを求める地耐力試験です。
設計値を満足するかどうかを判定する試験のため、予め長期許容応力度もしくは短期許容応力度の設計値が必要です。平板載荷試験 費用 は¥80,000からとなります。

平板載荷試験 費用

基本料金表

試験項目基本料金1ヵ所あたりの料金
平板載荷試験(6段階)¥50,000¥30,000

6段階の 平板載荷試験 は1日に2ヵ所実施可能です。
7段階以上は1日につき一ヵ所可能です。
標準の載荷段階は6段階です。1段階追加ごとに5,000円の追加料金となります。

平板載荷試験(6段階)料金早見表

試験箇所数 要日数 料金
1 1日 ¥80,000
2 ¥110,000
3 2日 ¥150,000
4 ¥180,000
5 3日 ¥220,000
6 ¥250,000

 

※上記料金表は連日施工が可能な場合となり、間が1日以上空く場合は1日目の料金✕施工日数となります。
※諸経費、消費税は別途かかります。
※夜間作業実施の場合(20時以降)は、現場試験料×1.25頂きます。

平板載荷試験 で得られる値

極限支持力 [kN/m2]、地盤反力係数 [Kv]

地耐力(長期許容応力度、短期許容応力度)[kN/m2]

試験方法

バックホウや鉄板などの反力装置を介して地盤に設置した載荷版に下向きの荷重を掛け(載荷)、載荷版の沈下量を測定します。

支持力確認を目的とした場合、単純に計画段階まで荷重の上乗せを続ける単サイクルでの試験が一般的ですが、地盤の変形特性の調査を目的とする場合、載荷後に荷重を下げ、再び載荷する多サイクルでの試験を行います。

平板載荷試験 設置イメージ

平板載荷試験 における支持力の算出

国土交通省告示第1113号 第2 三項の下記計算式により求めます。

  • 長期許容応力度:qa=qt+1/3×N' γ2 Df
  • 短期許容応力度:qa=2qt+1/3×N' γ2 Df
qa地盤の許容応力度(単位 kN/m2)
qt平板載荷試験による降伏荷重度の1/2の数値又は極限応力度の1/3の数値のうちいずれか小さい数値(単位 kN/m2)
N’地盤の種類に応じたN値
γ2基礎荷重面より上方にある地盤の平均単位体積重量又は水中単位体積重量(単位 kN/m3)
Df基礎に近接した最低地盤面から基礎荷重面までの深さ(単位 m)

国土交通省告示 Df=0mで試験を行うため、結果的に長期許容応力度は極限応力度(極限支持力)の1/3、短期許容応力度は極限応力度(極限支持力)の2/3となります。

試験時間

単サイクル6段階:3時間程度

単サイクル8段階:4時間程度

多サイクル:設計値と試験サイクルによる

平板載荷試験 について

▼平板載荷試験 現場の準備のお願い (※クリックするとページ展開されます)

試験機の設置スペースの確保

平板載荷試験は床付けで行います。試験機を設置するには、床付け面から反力装置までの距離が55~80cmの間になるようにしてください。

平板載荷試験 費用

床付けの掘削

床付け面が露出していない場合、反力装置を設置する前に床付け面までの掘削が必要です。試験機を設置するスペースを確保するため、下記の寸法で掘削をお願いします。

長さ3m以上、幅80cm以上、深さ80cm以内

反力装置

試験を行う前にバックホウや鉄板などの反力装置の設置をお願いします。反力装置に必要な重量は、設計値(長期許容応力度/短期許容応力度)の1/2以上です。

例:設計値 100kN/㎡ の場合、50kN(約5t)以上
  設計値 200kN/㎡ の場合、100kN(約10t)以上

試験機の設置イメージ

バックホウのフレームに試験機を設

バックホウのカウンターウェイト部に試験機を設置
架台と鉄板を反力装置として試験機を設置